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白内障とは?
- 1.糖尿病網膜症とはどのような病気ですか
- 2.どうして目に糖尿病の合併症が生じるのですか
- 3.どのような症状が出れば眼科受診するべきでしょうか
- 4.どのような検査がありますか
- 5.どのような治療があるのでしょうか
- 糖尿病網膜症とはどのような病気ですか
- 糖尿病により高血糖の状態が長期間続くと、毛細血管の障害によりさまざまな合併症が生じてきます。糖尿病眼症は糖尿病の三大合併症の一つであり、糖尿病網膜症は日本の中途失明原因の第2位です(第1位は緑内障)。
- どうして目に糖尿病の合併症が生じるのですか
- 眼球は非常に繊細な構造をしており、機能を維持するためには毛細血管の役割が非常に重要になります。このため、毛細血管が障害される糖尿病では目の障害が生じやすくなります。
- どのような症状が出れば眼科受診するべきでしょうか
- 糖尿病網膜症はかなり進行しないと自覚症状が出ないため、硝子体出血や網膜はく離など重い合併症が生じてから眼の異常に気がつくことが多いです。このため、糖尿病治療中の方や、最近血糖値が高くなった方は、特に眼の症状がなくても定期的に眼科で検査を受けておく必要があります。
- どのような検査がありますか
- 主な検査としては以下のものがあります。
●眼底検査
眼底検査で網膜を直接観察し、糖尿病網膜症の程度や変化を確認していきます。
●網膜断層撮影(OCT)
光の反射を利用して網膜断面の様子を調べる検査です。毛細血管の障害による網膜の浮腫などについて調べることが出来ます。
●蛍光眼底検査(造影検査)
毛細血管の細かい状態や血液の流れについては、造影剤を注射した上で特殊なカメラで撮影し確認していきます。
- どのような治療があるのでしょうか
- 初期の糖尿病網膜症の場合は、血糖コントロールが治療の中心となりますが、眼の状態に変わりがないかどうか、定期的に眼底検査が必要です。
毛細血管の障害が進行し網膜の血流が悪くなってくると、網膜症の進行を抑えるために光凝固治療が必要になります。
重度の糖尿病網膜症の場合、網膜はく離や硝子体出血、血管新生緑内障などの、直接失明につながる眼疾患を合併するため、これらに対しては手術加療が必要になってきます。
糖尿病網膜症は、状態に応じた適切な治療を行うことが重要です。治療開始が遅れるほど治療の結果は悪くなるため、自覚症状に変化がなくても定期的な経過観察を受けることが大切です。